【週末増刊号】春の海、いよいよ本番。あなたの「次の一手」はどの釣り?
春になりました。風がやわらかくなり、海の色が変わり始めています。
「そろそろ釣りを始めてみたい」「いつもと違う釣りに挑戦してみたい」——
そんな気持ちが芽生えてくる季節です。
春の海は、新しいことを始めるのにこれ以上ない舞台です。
ファミリーで楽しめる手軽な釣りから、船に乗って大物を狙う本格派まで、春の海には多彩なジャンルが一斉に旬を迎えます。あなたの「やってみたい」が、きっとこの中にあります。
🐟 サビキ釣り ― ファミリーの春が、ここから始まる
難易度:★☆☆☆☆ 対象:家族・初心者
港の堤防に、にぎやかな声が戻ってくる季節です。アジ・イワシ・サバの回遊が始まり、サビキ仕掛けを垂らすだけで連発することも珍しくありません。
子どもの「釣れた!」の声は、どんな大物よりも大きく響きます。仕掛けも道具もシンプル。まず海釣りを始めたいなら、サビキから入るのが王道です。
狙い目: 朝マズメの堤防・漁港。アミエビのコマセ(撒き餌)を絶やさずに。
🎒 入門タックルの目安
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竿+リールセット: シマノ「ルアーマチックMB 86ML-4 + シエナC3000 3号糸付き」
— ナイロン3号150m糸付き、購入後すぐに始められる安心の大手メーカーセット。4本継ぎのモバイルロッドで、車のトランクに横向きに乗せられます。長さ、性能は申し分なしで、将来的に本格的なエギングやルアー釣りへの転用も見据えた組み合わせです。
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仕掛け: 市販のサビキ仕掛けセット(下カゴ式)
ートラブルの少なさと釣果のバランスを考えた5本針で初心者も安心。
ハリス1号は細すぎず、太すぎず小アジからサバまでカバー。
下かご付きなので数セット準備することをお勧めします。
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コマセ: アミエビ
ーコマセ(撒き餌)はやはり冷凍のアミエビが良いです。釣り場近くの釣具屋さんやエサ屋さんで解凍済みのアミエビがゲットできれば最高ですが、保存の効くチューブタイプを事前に購入しておくのもアリ。
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予算目安: 竿+リールセットで7,000〜15,000円。仕掛けとアミエビさえ買えばすぐスタートできます。
🦑 エギング ― 春イカを追う、孤独な哲学
難易度:★★★☆☆ 対象:ルアーマン・中上級者
春は「親イカ」のシーズン。キロアップ、時に2kgを超える大型のアオリイカが浅場に接岸します。エギをシャクり、フォールで抱かせる。その一点集中の緊張感は、バスやシーバスとはまた異なる独特の世界です。
釣れなければ何時間も無の時間が続くこともあります。しかしそれすら、エギングの魅力だと気づく日が来ます。
狙い目: 藻場のある岩礁帯。日没前後の時合いを逃すな。
🎒 入門タックルの目安(筆者のタックルと同じです)
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竿: ダイワ「エギング X 86ML」([アフィリンク])— ブレーディングX採用でコスパ最強のエントリーモデル、春のキロアップにも十分対応
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リール: ダイワ「24 月下美人X LT2000S」([アフィリンク])— エギング入門リールの定番。軽く、ダブルハンドルで扱いやすい
・ライン: PEライン 0.6〜0.8号+フロロリーダー2〜2.5号
ーPEライン(道糸)
ーフロロカーボンリーダー(ハリス)
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エギ: 3.5号を中心に、春は大きめの4号も用意
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予算目安: タックル一式で25,000〜40,000円前後。
ひとこと
普段エギングをしない筆者も、春イカだけは必ずチェックします。
🐟 メバリング・アジング ― 夜の繊細な駆け引き
難易度:★★★☆☆ 対象:ライトゲームファン
ライトリグをキャストし、月明かりの下で糸の張りを読みます。メバルとアジは春に活性が上がり、常夜灯まわりや潮目に群れます。
0.1gの差で反応が変わります。ロッドに伝わる微妙な重みを感じ取ったとき、ライトゲームの沼にはまる人は多いです。夜の港は、静かで、深い。
狙い目: 常夜灯のある漁港・港湾。潮が動く時間帯を狙え。
🎒 入門タックルの目安
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竿: ダイワ「AJI_MEBARU X 66L-S」
— アジ・メバル両対応のコスパ優秀なソリッドティップモデル
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リール: シマノ「22 ソアレBB C2000SSPG」
— ライトゲーム専用設計、ノーマルギアで繊細な釣りに最適
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ライン: PEライン 0.2〜0.4号+フロロリーダー1〜2lb
ーPEライン(道糸)
ーフロロカーボンリーダー(ハリス)
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ジグヘッド+ワーム: 0.5〜2gジグヘッド各種+ライトゲーム用ワーム
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予算目安: 一式で15,000〜25,000円前後。軽量タックルで繊細さが鍵です。
ひとこと
ワーム・ジグヘッドはとりあえずなんでもOK。バス釣り用のワームなどを流用しても。
🐟 チヌ(クロダイ)釣り ― 春の磯師たちの本命
難易度:★★★★☆ 対象:フカセ・ルアー問わず
水温が上がり始めると、クロダイは岸近くに寄ってきます。フカセ釣りで狙うもよし、最近ではチニングと呼ばれるルアーゲームも人気が高まっています。
底をズル引くクランクやラバージグに、突然の重さが加わる瞬間。チヌの引きは重く、粘り強い。あの感触を一度知ると、春の堤防が違って見えてきます。
狙い目: 磯・テトラ周辺・河口部。満潮前後が好条件。
🎒 入門タックルの目安(チニング)
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竿:シマノ「20 ブレニアスBB S78L」チニング専用ロッド
ーエギングロッドをすでに持っている方はそのまま流用でもOK
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リール: シマノ「23 ストラディック 2500S」
ーチニングからシーバスまで対応できる汎用性の高いミドルクラスリール。
使いまわしが効きます。
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ライン: PEライン 0.8号+フロロリーダー3〜5号(根ズレ対策に必須)
ーPEライン(道糸)
ーフロロカーボンリーダー(ハリス)
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ルアー: チニング用クロー系ワーム+ラバージグ(バス釣り用でも可)
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予算目安: エギングタックルのほか、バスタックルの流用も可能。専用セットなら25,000〜40,000円前後。
ひとこと
チヌ(黒鯛)のなんでも食べる習性は昔から有名ですが、近年、この習性を利用した様々な釣り方が広がっています。筆者のおすすめは、やはりラバージグ+クロー(ホッグ)系のワームです!
🐟 タイラバ ― 船上で感じる、春マダイの重み
難易度:★★★☆☆ 対象:オフショア入門・船釣りファン
春はマダイの乗っ込みシーズン。産卵前の荒食いで、大型が浅場に集まります。タイラバをゆっくり巻き上げてくると、竿先が「コッ、コッ」と震え、そのまま重くなります。
これが「乗った」という瞬間です。船釣り未経験者でも楽しめる操作感と、まさに「春の大物」という達成感が、タイラバを爆発的に広めた理由でしょう。
狙い目: 水深20〜60m前後の砂泥底。遊漁船を使えば初心者でも安心。
🎒 入門タックルの目安
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竿: メジャークラフト「3代目クロステージ 鯛ラバ CRXJ-B69LTR/ST」
— 1万円台で手が届くブレーディングX採用モデル
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リール: ダイワ「紅牙(コウガ)X IC(カウンター付き)」
ー水深が一目でわかるカウンター付きが断然有利!
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ライン: PEライン 0.8号+フロロリーダー3〜4号
ーPEライン(道糸)
ーフロロカーボンリーダー(ハリス)
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タイラバ: 60〜100g前後、オレンジ・レッド系から
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予算目安: 30,000〜50,000円前後。まずは遊漁船のレンタルタックルで感覚をつかんでからでも◎。
🎣 ショアジギング ― 岸から青物を狙う、爽快な春
難易度:★★★★☆ 対象:ルアーマン・中上級者
船に乗らなくていい。堤防や磯からメタルジグをフルキャストし、青物の回遊を待つ。春はサワラ・ブリ族・サゴシなどが岸寄りし、ショアジギングのハイシーズンが到来します。
ヒットした瞬間のスピード感と重量感は、ショアの釣りの中でも格別です。タックルもオフショアほど大掛かりにならず、「青物をやってみたい」という入口として最適なジャンルといえます。
狙い目: 潮通しの良い堤防先端・磯。朝マズメの回遊時間を逃さずに。
🎒 入門タックルの目安
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竿: メジャークラフト「3代目クロステージ ショアジギング CRX-902LSJ」
— 青物入門の定番コスパロッド。9.0ftの長すぎないレングスは取り回しが良く、キャストやジャーキングといったショアジギングの基本動作を正しく習得しやすいです。
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リール: ダイワ「24 レブロス LT4000-CXH」
一番手大きめのハイギアで青物の引きにしっかり対応できます。
ライン: PEライン 1〜1.5号+フロロリーダー5〜6号
ーPEライン(道糸)
ーフロロカーボンリーダー(ハリス)
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メタルジグ: 20〜40g前後、イワシ・ブルピン系カラーを中心に
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予算目安: 30,000〜45,000円前後。自分が狙う青物の引きに耐えるタックルバランスが重要。過度に強い・大きなタックルは不要です。
🐋 ジギング ― オフショアの王道。本気の春がある
難易度:★★★★★ 対象:オフショア上級者・本格派
ブリ・ヒラマサ・カンパチ。春のオフショアは、これらを狙える季節です。重いメタルジグをシャクり続ける体力と集中力が試されます。そして海底から水面まで、あのトルクフルな引きに耐えきったとき——言葉は要りません。
タックルへの投資も大きいですが、一度この世界に踏み込んだ釣り人が戻れなくなるのには理由があります。
狙い目: 外洋の根周り・潮目。専門の遊漁船で出船するのが基本。
🎒 入門タックルの目安
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竿: シマノ「25 グラップラー タイプLJ B63-1」
— タイラバ兼用もできるライトジギング入門の定番です。
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リール: シマノ「21バルケッタBB300PG」
— 最初はスピニングでも十分対応可能ですが、巻き上げトルクとアクション性の観点から両軸リール(ベイトリール)をお勧めします。
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ライン: PEライン 1.5〜2号+フロロリーダー6〜8号
ーPEライン(ハリス)
ーフロロカーボンリーダー(ハリス)
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メタルジグ: 水深・潮流に合わせて60〜200g([アフィリンク])
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予算目安: 50,000〜100,000円前後。まずは遊漁船のレンタルタックルで感覚をつかんでからでも◎。
まとめ|春の海は、ジャンルの数だけチャンスがある
「どれかひとつ、やってみようかな」と思えたなら、それがスタートです。春の海は、待っています。
釣り具の選び方・タックル情報は、FISHING EXTRAの各ジャンル記事で詳しく解説しています。
覚悟を決めた者だけが、春の大物と向き合える。
※ この記事はnoteより移行しました。元記事: https://note.com/fishing_extra/n/nf9397ba928a2